旅のしおり

高橋雅子 旅のしおりです

大夢

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中秋の名月にちなみ、お月さまの満ち欠けを。

 

 

大好きなお店です。

いくつくらいだったかな?30代後半、親しくさせていただいてる方からご紹介いただいて、とある料理教室に通いました。ミシュランで星を取っているシェフも、お料理の専門学校の先生も通っている、知る人ぞ知るお教室でした。

最初はただ、ただびっくりしました。

私にとってステキすぎたのです。

敷居が高くて、馴染めなくて、何度かもう行くのをやめようと思いましたが、私、一回始めたことをすぐにやめてしまうのが嫌いなのです、笑。それは、子供のころから。お習い事を始めたらとにかくやめられない性格だったのです…もとい。一年くらい通ううちに、なんだか、楽しくなってきて。すっかり大好きで仕方がないお稽古になりました。でも、2年が過ぎころ、お教室をしていた先生(奥さま)が、ご夫婦でお店を持つことが決まり、お稽古は終了。そして、大夢というお店を銀座ではじめられました。

完全会員制のお店。

お稽古のように、毎月伺うのが条件のお店。

私といえば、忙しくて、毎月伺えなくなり

会員ではなくなってしまいました。

(まあ、まだ、当時は若かったので、笑。大夢のお食事代を考えると、毎月毎月、誰かをお誘いするのというのも私には、難しいことでした)

仕方のないことです。

今は、そのころ、お教室ご一緒させていただいた方に連れて行っていただくのみとなりました。それでも、毎回、伺う度に本当に素晴らしいなとため息ばかりです。古き良き時代から語り継がれる様々なお話。なんで、日本人は、ちょっと前の素敵なしきたりを捨ててきてしまったのだろう?そして、ほとんど知らないことばかり。そんなお話に耳を傾け、素敵なお料理をいただく時間。

今思えば、なんで、無理してでも毎月伺わなかったのだろう?1人で行ったってよかったじゃない?と、悔やまれますが…

でもね、人生って悔やむということも大事だと思うのです。だから、次があるし。

そんな、私の甘やかながら、ほろ苦い思い出。

(あ、お料理のお話ほとんどふれずごめんなさい、笑)

 

 銀座 大夢

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